2024年5月17日下地博之博士

2024年5月17日

下地 博之  博士

琉球大学農学部 准教授

昆虫社会の分業システムと密接に関係する共生細菌

要旨
細菌との共生関係は自然界で普遍的な現象である。アリは真社会性昆虫と呼ばれ、個体間の分業体制を基盤として多様な社会を形成して様々な環境に適応している。このような個体間分業に加えて、他種との共生関係は社会を維持する上で重要である。本発表では、演者らが研究を進めているアリの一種であるトゲオオハリアリとその腸内共生細菌の関係について、特に、伝播様式と生物学的機能が個体間の分業システムとどのように関係するのかに焦点を当てて議論する。

 

参考文献